11月権利確定の株主優待銘柄は数が少なく、選択肢も限られています。ですが、そんな中でも「長期保有に値する優待銘柄」として注目したいのが タマホーム(1419) と 大光(3160) の2社です。どちらも優待と配当のバランスが良く、総合利回りを重視する投資家におすすめです。
■ タマホーム(1419)
まず紹介したいのが住宅メーカーの タマホーム です。戸建て住宅を中心に事業を展開しており、テレビCMでもおなじみの企業ですね。
株主優待は、クオカード がもらえるシンプルで嬉しい内容です。
- 権利確定月:5月・11月(年2回)
- 優待内容:100株保有で500円分のクオカード
- 長期保有優遇あり(3年以上で1,000円分に増額)
また、配当も年間130円(予想)と高水準。株価3,000円台前半で計算すると、配当利回りは4%超 と魅力的です。
業績も堅調で、2025年5月期は過去最高益予想。住宅需要が落ち着いている中でも利益を確保しており、経営の安定感が光ります。
優待+配当を合わせると、総合利回りは約5%台 に到達。クオカード優待を続けている点も評価でき、長期で持ちやすい優良銘柄です。
■ 大光(3160)
続いて紹介するのは、外食産業向けの業務用食品卸「アミカ」で知られる 大光 です。名古屋を地盤とする企業で、食品スーパー「アミカ」店舗でも個人向けに販売しています。
株主優待は、アミカ商品券またはQUOカード がもらえます。
- 権利確定月:5月・11月(年2回)
- 優待内容:100株で500円分(年2回で合計1,000円分)
- 500株以上で内容がグレードアップ
さらに、配当も年間20円(予想)と安定しており、株価600円前後での総合利回りは約3.5〜4%。優待内容も実用的で、食品系企業らしい「使える優待」として人気があります。
コロナ禍を経て業務用需要が戻りつつあり、業績も回復傾向。堅実な経営を続けており、長期投資にも向いています。
■ まとめ
11月は優待銘柄が少ないため、どうしても注目が集中しやすい月です。その中でも、タマホームは高配当+クオカードの安定感、大光は実用性の高い優待と堅実経営 が魅力。どちらも長期保有でより恩恵を受けられるタイプの銘柄です。
優待を楽しみながら、配当でしっかり資産形成を進めたい方にぴったりの2社と言えるでしょう。11月の優待権利日は月末(11月末日)です。気になる方は早めにチェックしてみてください。
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